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研究者紹介 – Dr. Leonard Dubois

2026年3月3日

Bio-1 コアのポスドク研究員としてLeonard Dubois 博士が着任しました。

ご挨拶

「私はこのたび、Bio2Qにバイオインフォマティクス分野のポスドク研究員として着任いたしました。さまざまな生物学的データの解析・統合・解釈を通じて、研究に貢献していきたいと考えています。

バイオインフォマティクスとの出会いは学部時代にさかのぼり、次第にマイクロバイオーム研究に強く惹かれるようになりました。

修士課程でEMBL Heidelbergにインターンシップに参加したことが、私の研究の出発点となりました。Nassos Typas博士の研究グループで、微生物の奥深さに触れ、「目に見えない存在が生態系や健康に大きな影響を与えている」という事実に強く魅了されました。

その後、パリ近郊のMetagenopolis研究所では、マイクロバイオームデータを扱うための生物統計学的アプローチに取り組みました。微生物の奥深さに加え、複雑で刺激的なデータに触れる中で、データ解析の立場からマイクロバイオーム研究に貢献したいという思いが一層強まりました。

私は自分の関心に沿ってマイクロバイオーム研究を中心とした博士課程を探し、イタリアのUniversity of TrentoにあるNicola Segata教授の研究室に所属することになりました。Mireia Valles-Colomer博士の共同指導のもと、計算メタゲノミクス、特に菌株レベルでの解析に取り組みました。母子間における同一種内菌株の伝播や定着、機能的多様性の動態を追跡し、分娩様式や母乳栄養などの周産期因子との関連を明らかにしました。こうした解析から、マイクロバイオームデータは、同じ細菌種であっても菌株レベルでは一つひとつが独自の存在であることを示す十分な情報を提供してくれます。

その後のポスドク研究員時代には、Harry Sokol教授の研究室にて、計算的アプローチと医学応用を結びつける研究に携わりました。炎症性腸疾患患者の検体を対象に、メタゲノミクスおよびメタボロミクス解析を行い、臨床研究とデータサイエンスの橋渡しに取り組みました。

Bio2Qでは、これまで培ってきた菌株レベルでの計算解析をさらに発展させ、マイクロバイオームの多様性や変動の理解を深めていきたいと考えています。また、ウェットラボ研究者との交流も、異なる種類のデータの統合も、これまで愛着を持って取り組んできており、今後も積極的に取り組みながら、ヒトマイクロバイオームが健康や疾患にどのように関わっているのかを、より包括的に捉えていきたいと思っています。」

>> Bio2Qメンバーリスト

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