お知らせ
研究者紹介-Dr. Vinodh Joseph
2024年4月16日

Credits: WPI-Bio2Q
Bio-1 コアのポスドク研究員として、Vinodh Josephが着任しました。
ご挨拶
「私は南インドで生まれ、バイオテクノロジーの分野で正規の教育を受けました。京都大学の杉山弘教授の指導の下、博士号を取得し、核酸の認識、修飾、二次構造について研究しました。私の研究は、ケミカルバイオロジー、天然物、分子生物学、分析化学、微生物学に及んでいます。Bio2Qでは、マイクロバイオーム・チームの一員として、本田賢也教授と一緒に研究します。
様々な疾患におけるマイクロバイオームの重要性は、ますます明らかになりつつありますが、微生物の二次代謝産物の根本的な役割については、まだほとんど解明されていません。私の研究は、微生物の「ダークマター(暗黒物質)」とその宿主内での機能的役割を同定し、調査することを目的としています。この本質的な研究に取り組むためには、生物学、化学、コンピューターサイエンス、情報学を網羅する学際的なアプローチが必要です。私はBio2Qに参加できることを光栄に思っています。Bio2Qでは、各分野の著名な専門家とともに働く機会があり、微生物の代謝産物とその本質的な機能の解明に努めたいと思います。
余暇には、日本の美しい田園風景や山々をサイクリングするのが好きで、科学アニメーションを作ることにも情熱を注いでいます。」
ニュースをさらに見る:
ニュースレター 「Bio2Q Connect」 (Vol. 2, Issue 8 )
WPI-Bio2Qニュースレター「Bio2Q Connect」のVol 2, Issue 8を発行しました。 今号の主なトピック: Bio2Qと医学部の取組(自主学習とJoint Summer School) Bio2Q教員研究紹介: Vinodh ...
【研究成果】免疫系による神経調節:脳指向免疫療法への示唆
Bio2Qの研究者が共著したこのレビューでは、脳-免疫軸が神経回路との直接的な相互作用を通じて脳機能と行動の重要な調節因子として機能することを探究しています。この研究は、神経免疫経路を標的とした免疫療法が精神的および神経学的疾患に対する治療的可能性を提供する可能性があることを強調...
【セミナー】WPI-Bio2Q 公開セミナー: Kazuki Nagashima, MD-PhD
世界トップレベル研究拠点(WPI)慶應義塾大学ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター(Bio2Q)は以下のとおり公開セミナーを開催いたします。 慶應義塾関係者の方であれば、どなたでもご参加いただけます。 日時 2025年8月7日 (木) 17:00~18...
【研究成果】哺乳類のアミノ酸ヘテロキラリティに対する耐性
Bio2Qと慶應義塾大学の研究者が共著したこのレビューでは、哺乳類におけるD-アミノ酸の役割を探究し、体内で主にL-エナンチオマーが使用されているにもかかわらず、その機能的意義を明らかにしています。著者らは、酵素制御、微生物相互作用、組織レベルでの適応によって、哺乳類がD-アミノ...
【セミナー】WPI-Bio2Q 公開セミナー: Jianguo Xia, Ph.D.
世界トップレベル研究拠点(WPI)慶應義塾大学ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター(Bio2Q)は以下のとおり公開セミナーを開催いたします。 慶應義塾関係者の方であれば、どなたでもご参加いただけます。 日時 2025年7月31日 (木) 17:00~1...