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【セミナー報告】WPI-Bio2Q Open Seminar: Soumya Raychaudhuri, MD, PhD
2026年4月27日
Soumya Raychaudhuri, MD, PhD
Credits: WPI-Bio2Q
集合写真
Credits: WPI-Bio2Q
Poster
Credits: WPI-Bio2Q
世界トップレベル研究拠点(WPI)慶應義塾大学ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター(Bio2Q)は以下のとおり公開セミナーを開催しました。
日時:2026年4月27日(月)11:00 -12:00
会場:慶應義塾大学信濃町キャンパス 総合医科学研究棟 2階会議室
講演者:Soumya Raychaudhuri, MD, PhD
Professor of Biomedical Informatics
Harvard Medical School
USA
演題:「疾患関連遺伝子座を解明する:ヒトの自己免疫におけるCD40のメカニズムの解明」
GWAS(ゲノムワイド関連解析)から得られた統計的関連性を生物学的メカニズムへと変換することは、依然として大きな課題である。例えば、我々や他の研究者らは、CD40遺伝子座が関節リウマチや多発性硬化症などの自己免疫疾患における主要なリスク因子であることを明らかにしてきた。
本講演では、疾患メカニズムを解明するための学際的な戦略、特に単一細胞における動的eQTLマッピングについて解説した。連続的な細胞状態の軌跡にわたる遺伝的影響をモデル化することで、免疫活性化の特定の段階でのみ現れる制御シグナルを捕捉した。これを、CD40遺伝子座を含む自己免疫関連遺伝子座および免疫細胞の状態に適用した。
我々は、塩基対解像度のCRISPR編集の効果を、同時に行われる単一細胞トランスクリプトームおよび表面タンパク質の発現データと関連付けることを可能にする、独自のCRAFT-seqプラットフォームを適用している。我々のデータは、Kozak配列を破壊し、mRNA発現を変化させることなくCD40タンパク質レベルを選択的に低下させる保護的SNPを明らかにした。この低下はB細胞活性化の閾値を上昇させ、活性化ナイーブB細胞において最も顕著な、重要なトランス調節効果を引き起こす。この特定の文脈において、当該SNPは下流シグナル伝達に不可欠な遺伝子モジュールを抑制する。これらの知見は、微細な非コード変異がいかにして全身性疾患へと波及するかを示している。
これらは、非コード変異を用いて疾患のメカニズムを解明するための指針となる。
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