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研究者紹介- 桑島 佑太朗 博士

2025年4月7日

Bio-1およびBio-2コアのポスドク研究員として桑島 佑太朗 博士が着任しました。

ご挨拶

「私は博士課程の間、慶應義塾大学薬学研究科にて有田誠教授の指導のもと、生細胞膜における脂質とタンパク質の動態および時空間的相互作用に関する研究に従事しました。現在は、分泌分子を介した宿主と腸内細菌の相互作用に興味を持っています。ポスドク研究員としてBio2Qに所属し、有田誠教授と佐藤俊朗教授のチームの一員として、腸管機能を調節する未知の腸内細菌由来代謝物の探索に取り組みます。
腸内細菌叢はユニークな構造を有する多様な代謝物を産生しており、これらの一部はシグナル伝達分子として、我々の生理機能に影響を与えています。しかし、それらの分子構造や生物学的意義について、多くは未解明のままです。私はリピドミクスと細胞生物学の解析技術を組み合わせることで、腸内細菌に由来する新たな機能性代謝物を発見し、生理的役割を明らかにしたいと考えています。Bio2Qでは、さまざまな分野のトップ研究者と交流しながら、目標に向けて研究を推進していきたいと考えています。
子どもの頃から読書が好きで、特に推理小説を好んで読んでいます。”It is my business to know what other people do not know.“と語ったシャーロック・ホームズのように、我々の体に存在する“ダークマター”を明らかにしたいと思います。」

>>Bio2Qメンバーリスト

 

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