A NEW SCIENCE FIELD
慶應義塾大学 ヒト生物学-微生物叢- 量子計算研究センター (Bio2Q)
Keio University Human Biology- Microbiome- Quantum Research Center (Bio2Q)
Integrating Biology, Microbiome and Quantum Computing for Healthy Longevity
ニュース
【セミナー】The 165th Brain Club Seminar: Dr. Valentin Nägerl
慶應義塾大学医学部生理学教室(柚﨑研究室)では、各分野で活躍されている研究者をお招きして最先端のお話を聴くとともに、自由な雰囲気の中で討論を楽しむ、という趣旨のもとで「Brain Club Seminar」を開催しています。 第165回はWPI-Bio2Qと共催で、以下のとおり...
研究者紹介 - Dr. Ashish Joshi
Qコアのポスドク研究員としてAshish Joshiが着任しました。 ご挨拶 「私の研究関心は、計算論的アプローチを用いて複雑な科学的問題を解決することです。機械学習の手法を用いて量子磁石などの量子多体系を研究し、物理学の博士号を取得したところです。次...
第18回メタボロームシンポジウムに参加
慶應義塾大学ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター(WPI-Bio2Q)は第18回メタボロームシンポジウムに参加しました(講演&出展) 日 時 2024年10月23日(水)- 25日(金) 会 場 山形県鶴岡市先端研究産業支援センター(鶴岡メタボ...
ニュースレター「Bio2Q Connect」(Vol. 2, Issue 2)
WPI-Bio2Qニュースレター「Bio2Q Connect」のVol 2, Issue 2を発行しました。 今号の主なトピック: 第2回General Assemblyおよび2周年記念イベントの開催 新メンバーの紹介ーDr. Ashish Joshi ...
Bio2Qの ミッション
ヒトの健康は、多臓器間の複雑な相互作用によって維持されています。この相互作用には個体のあらゆる外的表⾯に存在するマイクロバイオーム(微⽣物叢)の関与があり、その結果、情報が多臓器間で連動し、処理され活用されています。
本研究拠点のミッションは、多臓器とマイクロバイオーム(微⽣物叢)の相互作⽤を理解するため、新奇性のある研究技術を開発・発展させるとともに、量⼦コンピューティングのヒト⽣物学への応⽤⽅法を開発することです。また、ヒトの健康維持に関する制御機構解明の画期的な進展につながる新たな融合研究領域を創出し、長期的には、健康⻑寿社会の実現に繋がる新しい疾患の予防・治療⽅法を開発することにあります。
Bio2Qの アイデンティティ
マイクロバイオーム(微⽣物叢)研究・オルガノイド技術・代謝物解析・神経回路解析・量⼦コンピューティングの世界的リーダーが集結
ヒト多臓器多次元データ解析コア、多臓器円環機構解析コア、 量⼦コンピューティングコアの3つの研究コアユニットが有する最先端技術の統合による、コアを越えた融合研究の推進
⼈⼯知能(AI)・量⼦コンピューティング技術の応⽤による、ヒト⽣物学への理解の深化
がん、糖尿病、肥満、精神神経疾患、発達障害、免疫疾患、⽼化、百寿者に関する包括的・経時的な臨床サンプル・データの活⽤
医学研究科・薬学研究科・理⼯学研究科の3つの⼤学院研究科による横断連携⼤学院英語プログラム(STaMP)の設⽴
メンバーおよび 連携
Bio2Qチーム
Bio2Qは、複数のライフサイエンス分野、バイオインフォマティクス、量子コンピューティングの世界トップレベルの専門家を結集し、Bio-1(ヒト多臓器多次元データ解析コア)、Bio-2(多臓器円環機構解析コア)、Q(量子コンピューティングコア)の3つのコアで機能的に構成されています。
連携
Bio2Qは、世界をリードする研究者の共同ネットワークの一員であり、ハーバード大学、MRC分子生物学研究所(LMB)、シンガポール国立大学、理化学研究所、実中研(CIEM)の研究者と共同研究を行っています。
研究内容・ 目標
ヒトおよびヒト化モデル動物・細胞の多臓器マルチオミクスデータを蓄積し、多次元データベースを構築する。
マイクロバイオーム(微⽣物叢)由来代謝物の構造および機能を、分⼦および細胞レベルで明らかに解明する。
イメージングメタボロミクス(代謝物解析技術)および構造解析技術を精緻化し、宿主およびマイクロバイオーム由来臓器・細胞のin situ(局所)レベルでの代謝物の機能解析を促進する。
量⼦コンピューティングを⽤いたアルゴリズムおよび実行パイプラインを開発し、多次元データベースにおける多臓器間や多菌体間の複雑な相互作⽤と因果関係を解析する。
オルガノイド技術やヒト化モデル動物を発展させ、環境と⽣体の境界⾯をモデル化できる研究アプローチ法を確⽴し、外部環境変化の内部シグナルへの変換機構を解明する。
コネクトミクス(神経回路解析技術)と構造⽣物学を組み合わせて腸脳連関をはじめとするダイナミックな多臓器円環メカニズムを理解する。
多臓器間
相互作⽤
- Bio 1 コア
- Bio 2 コア
- Q コア
教育
横断連携⼤学院英語プログラム
医学研究科・薬学研究科・理⼯学研究科という 3 つの⼤学院研究科による横断連携⼤学院英語プログラム(Science and Technology [理⼯学]、and Medicine [医学]、Pharmacy [薬学]; STaMP )を新設しました。 Bio2Q STaMP プログラムは3 つの研究科に属する教員・研究者・学⽣が直接交流できる「共鳴の場」となっています。これにより、大学院生は複数のメンターと協力し、研究科の枠を超えた指導を受けることができるようになりました。
STaMPは、以下の目標を達成することを目指しています。
- 共通メンター制度
- リサーチインターンシップ制度
- ⼤学院⽣・若⼿研究者が主催するシンポジウム、リトリート
- ⼤学院共通 ワークショップ
- 高校生対象アウトリーチプログラム
お問い合わせ
慶應義塾大学 ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター (Bio2Q)
- メール
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電話
03 6709 8106
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住所
〒160-8582
東京都新宿区信濃町35