お知らせ
研究者紹介 – 小嶋 将平 博士
2025年5月13日
Dr. Shohei Kojima
Bio-1コアのJr. PIとして 小嶋 将平 博士が着任しました。
ご挨拶
「この度はBio2Qの一員となることができ光栄です。私の目標は、微生物叢とヒト遺伝情報とを統合的に解析し、ヒト形質の多様性や疾患の素因を明らかにすることです。
私はこれまでウイルス学とヒト遺伝学に従事してきました。京都大学にてウイルス研究で博士号を取得し、その後、ポスドクとして理化学研究所にてヒト疾患関連解析を行いました。身長や疾患の有無などに代表されるヒトの形質の多くは、生まれつき持つ遺伝情報と食事・共生細菌・ウイルス感染などの環境要因との複雑な関わり合いにより決まります。バイオバンクの整備や統計解析技術の発達もあり、遺伝要因は活発に解析されています。一方、遺伝と環境との統合的な知見は限られており、より深い理解が望まれています。私は情報解析手法開発・ヒト集団規模のデータ取得・統合的なデータ解析・実験的検証により、遺伝と環境の両方の側面からヒトの健康と疾患の原理を解き明かします。これにより疾患リスクの理解・精密医療推進・健康長寿社会などに貢献できると考えています。
ゲノム研究からは医学的に重要な知見が得られますが、生物学として興味深い洞察も得られます。ヒトは生まれつき約2万の遺伝子を持っていますが、健康な一生をおくるためには、その2万だけでは不十分なのかもしれません。つまりヒトゲノムにコードされていない遺伝子が必要となるタイミングが人生のどこかであると思っています。そのような時、ヒトは微生物に依存したり、時には微生物から遺伝子をもらってヒトゲノムに取り入れたりするのだと思います。このような視座からもゲノムの動態を捉え、宿主と微生物の複合体としての「ヒト」を形づくる遺伝情報を解き明かしたいとも考えています。
これからBio2Qの多様な専門家と協力し合い、微生物が関わるヒト生物学の解明に貢献できることを楽しみにしています。」
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